突然本を読みたくなることないですか?
私はたまに無性に図書館に行きたくなります。

あんなに沢山の本の中から選べてしかも無料なんて
当たり前なことなんだけど素敵すぎる。

でも行ってみても実は明確に読みたい本なんてなくて、

とか結構あります。

そんな時、私が紹介したいのが

「アルジャーノンに花束を」

タイトルとしてはとても有名で
日本でも2回ドラマ化している
こちらの感想を内容を語りすぎず徒然と。

内容としては本を読まない人もとても読みやすい。
難しい表現がなくてすんなりと文章が入ってくる印象。

まずは。
チャーリーがとても尊い。

見ていてハラハラしてなんとなくほっとけない
知的障害の主人公チャーリーはそんな人物。

そんなチャーリーが脳手術を受け、
徐々に天才になっていく。
それが話の始まり。

それを見守るキニアン先生とチャーリーの関係も
やっぱりハラハラする。

チャーリーは知能が上がる途中でキニアン先生への恋心に気付くけど。
キニアン先生はどうだったのだろう?

大人同士なのに子供の恋愛を見守っているような。
それでもやっぱり大人同士なんだなと話の後半で少しドキドキさせられた。

あとこの本の登場人物はどこかで共感するところが多い。
チャーリーを受け入れない母親も、
チャーリーを陥れたパン屋の同僚も、
その立場に立つと自分もそうなるかもとかそういうことを考える。

誰もが、というと大げさかもしれないけど。
この本の登場人物に自分を重ねることができるんじゃないだろうか。

この物語の結末はグッドなのかバッドなのか意見が分かれると思う。
またはどちらでもないという判断もあるのかも。

続編を望む声も多々聴いたことがある。
私も作者のダニエル・キイスさんが生きているなら是非書いてほしいと思うかもしれないけど。

でもその後の妄想を自分の中で温めるのもこの本の楽しみ方なのかもしれないですね。

一個人の感想を読んでいただきありがとうございました。
どうぞ手に取ったことのない方は読んでみてくださいね。

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